カタツムリの知恵

脱成長論についての雑記

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

書籍紹介

今回は言わずと知れた哲学・経済学の巨人、カール・マルクスの書籍を紹介します。 マルクス『資本論』岩波書店 文庫本では第1巻だけで3冊あり、全3巻を揃えて読もうとすれば相当な根気がいる古典。私は第1巻が読めたらそれでいいと思っている。 マルクス『経…

書籍紹介

今回はセルジュ・ラトゥーシュに〈脱成長〉論の先駆者として評価される哲学者イヴァン・イリイチ。 イヴァン・イリイチ『コンヴィヴィアリティのための道具』(渡辺京二・渡辺梨佐訳)筑摩書房、2015 I. イリイチ『シャドウワーク 生活のあり方を問う』岩波…

書籍紹介

今回は20世紀の社会主義者、経済人類学者であるカール・ポランニーを紹介します。 ポランニーは最近研究が進んできており、研究書や論文などが多く刊行されています。 カール・ポラニー『大転換――市場社会の形成と崩壊』(野口健彦・栖原学訳)東洋経済新報社…

書籍紹介

〈脱成長〉論を理解する上で重要だと思われる邦訳された書籍を紹介していきます。 解説はおいおいやっていきます。 セルジュ・ラトゥーシュ『経済発展なき社会発展は可能か?――〈脱成長〉と〈ポスト開発〉の経済学』(中野佳裕訳)作品社、2010 〈脱成長〉論の…

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20代の頃、セルジュ・ラトゥーシュの〈脱成長〉論に衝撃を受け、その後カール・マルクスやカール・ポランニー、イヴァン・イリイチにもかなり影響されてきました。 日本の文脈においては、〈脱成長〉論は緊縮、あるいは清貧の思想として、かなり誤解された形…