今回は言わずと知れた哲学・経済学の巨人、カール・マルクスの書籍を紹介します。
マルクス『資本論』岩波書店
文庫本では第1巻だけで3冊あり、全3巻を揃えて読もうとすれば相当な根気がいる古典。私は第1巻が読めたらそれでいいと思っている。
マルクス『経済学批判』岩波書店、1956
マルクス『経済学・哲学草稿』岩波書店、1964
『資本論』はかなり難解で、色々な読み方や解釈があります。私は、宇野弘蔵の解釈が一番素直な読み方だと思います。
宇野弘蔵『経済原論』岩波書店、2016
『資本論』の副読本によい。
宇野弘蔵『恐慌論』岩波書店、2010
宇野弘蔵『社会科学としての経済学』筑摩書房、2016
宇野弘蔵『資本論に学ぶ』筑摩書房、2015
斎藤幸平『人新世の「資本論」』 集英社、2020
最近のマルクス研究の進展を承けて、マルクスと脱成長論を節合する意欲作
斎藤幸平『100分でde名著 カール・マルクス 資本論』NHK出版、2021
『資本論』入門としてエッセンスがバランスよく解説されている。『人新世の「資本論」』の手引きにもなる。